骨董品売買の世界には、いろいろな専門用語、符牒のようなものが多々あります。 骨董商や専門家と話していると、 時折、聞いたことのないような言葉を耳にすることがあります。 例えば茶碗や茶道具などの焼き物・陶芸などにおいて、 「ホツ」「ニュウ」という表記があります。 こんな言葉、一般的な会話にはまず出てきません。 「ホツ」というのは「ホツレ」ともいい、口縁や高台が欠けていることをいいます。 価格に影響する傷で、ホツがある品は 完品価格の7、8割減になるケースもあるようです。 「ニュウ」は簡単にいうと「ヒビ」のことです。 ヒビが釉薬だけに留まらず、胎土まで入っている状態をいいます。 ニュウが大きく入っている場合は、完品価格の約1割にもなりません。 また、よく使われる陶器類の用語には 「スレ」(使用する上でできた擦りキズ)、「ソゲ」 (「ハマグリ」とも呼ばれる。 口縁や高台の片側だけが欠けること)などもあります。 このような言葉は無理に覚えなくてもかまいませんが、 骨董商や専門家に骨董品の売り買いを相談するのであれば、 基本的な用語は知っておくといいでしょう。